米下院の議席確定=共和、多数派維持も薄氷 2024年12月05日 05時51分

 【ワシントン時事】開票作業が続いていた米連邦議会下院選(定数435)は4日、最終議席が確定し、共和党が220議席を押さえ多数派を維持した。民主党は215議席。上下両院選は大統領選と同じ11月5日に実施され、郵便投票の利用が多い西部カリフォルニア州で開票に時間を要した。米主要メディアが伝えた。
 共和党は上院(定数100)で53議席を確保し、多数派を奪還。大統領職と両院を、赤がシンボルカラーの共和党が支配する「トリプルレッド」が実現した。
 トランプ次期大統領が下院議員3人を新政権の高官に起用したことなどで、下院共和党は当面、欠員3となる。多数派といえども議席数の差はわずかで、同党のジョンソン下院議長は引き続き難しい議会運営を迫られそうだ。 

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