詐欺組織内トラブルか、邦人殺害=警察、2人に逮捕状―タイ 2024年04月24日 17時05分

タイの警察官(AFP時事)
タイの警察官(AFP時事)

 【バンコク時事】タイの首都バンコク近郊のノンタブリ県で今月、殺害された日本人男性の切断遺体が見つかり、警察当局は24日、事件に関与した疑いで日本人の男2人の逮捕状を取った。警察は3人について、詐欺組織のメンバーで、トラブルになったとみている。
 捜査関係者によると、殺害されたのは椛島良介さん(47)。逮捕状が出たのは40代の加藤拓也、20代の鈴木浩斗両容疑者で、警察が行方を追っている。
 タイのメディアによると、ノンタブリ県各地で19日以降、切断された椛島さんの頭部などが発見された。警察は防犯カメラの映像などから不審な車を特定し、運転していたタイ人の30代の男を23日に逮捕した。
 男の供述によると、3月下旬に3人を乗せて車を運転中、口論が始まった。停車させて男が車を降りたところ、銃声が聞こえ、戻ると助手席で椛島さんが死亡していた。加藤、鈴木両容疑者が遺体を工場に運び、複数の黒い袋を持って戻り、男に捨てるよう指示したという。 

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