デモ激化で全土に外出禁止令=治安回復へ軍配備、100人超死亡―バングラデシュ 2024年07月20日 06時22分

19日、バングラデシュの首都ダッカで、警官隊と衝突し、投石するデモ隊(AFP時事)
19日、バングラデシュの首都ダッカで、警官隊と衝突し、投石するデモ隊(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュ政府は19日、公務員採用の特別枠に抗議する大学生らのデモ激化に伴い、全土に夜間外出禁止令を出し、治安回復のために軍を配備することを決めた。英BBC放送(電子版)が報じた。
 デモ隊と警官隊との衝突により、16日以降ダッカを中心に計100人超が死亡。デモに参加した一人は「われわれはシェイク・ハシナ(首相)の即刻辞任を望んでいる。政府はこの殺害に責任がある」とAFP通信に語った。19日はデモ隊が中部の刑務所を襲撃し火を付けた上、数百人の収容者を解放したとの情報もある。 

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