北朝鮮、イランに高官派遣=軍事協力深化か 2024年04月24日 17時00分

イランの首都テヘランで、ミサイルの看板の前を通る市民=22日(EPA時事)
イランの首都テヘランで、ミサイルの看板の前を通る市民=22日(EPA時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は24日、北朝鮮の尹正浩対外経済相を団長とする代表団が23日に平壌から空路出発し、イランを訪問すると報じた。米国と対立する北朝鮮とイランは1980年代から核・ミサイル開発の技術協力を続けてきたとされ、軍事面の連携深化を米韓両国は警戒する。
 北朝鮮高官のイラン派遣が公になるのは2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以降初めて。北朝鮮とイランは、ロシアにミサイルや無人機などを提供してきたとみられている。
 イランによる今月13~14日のイスラエル攻撃にも北朝鮮の技術が使われた可能性がある。韓国の情報機関、国家情報院の当局者は「過去のミサイル分野での技術協力を踏まえ、攻撃に使われた弾道ミサイルに北朝鮮の技術が含まれているか注視している」と表明した。 

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