ウクライナ軍事支援協議=防空兵器要望も新たな発表なし―EU 2024年04月23日 06時11分

22日、ルクセンブルクで記者会見する欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)(EPA時事)
22日、ルクセンブルクで記者会見する欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)(EPA時事)

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は22日、加盟国の外相と国防相が出席した閣僚理事会をルクセンブルクで開き、ロシアの侵攻が続くウクライナへの軍事支援を中心に協議した。同国が防空兵器の供与を求める一方、加盟国から新たな支援に関する発表はなかった。
 ウクライナでは、侵攻長期化で防空兵器の不足が深刻化している。AFP通信によると、オンラインで参加したウクライナのクレバ外相は「具体的かつ大胆な決断が必要だ」と支援を促した。
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は理事会後の記者会見で、支援の「緊急性は明白だ」と指摘。複数の加盟国が防空兵器を支援する用意があると話したと明らかにした。ただ、詳細には踏み込まず、「決断を下すのは加盟国だ」と述べるにとどめた。 

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