融資申請の男性、実は死人=銀行に連れてきた女逮捕―ブラジル 2024年04月18日 14時26分

 【サンパウロ時事】ブラジル南東部リオデジャネイロで16日、死後間もないとみられる男性(68)を車いすに乗せて生きているように見せ掛け、銀行から融資を引き出そうとしたとして、詐欺などの疑いで女(42)が逮捕された。地元メディアが報じた。
 報道によれば、女は男性のめいを名乗り、身の回りの世話をしていた。銀行の窓口で男性が1万7000レアル(約50万円)の融資を希望していると話し、男性の手を持って申請書類にサインをさせようとした。
 しかし、女が男性に話し掛けても反応がないため、不審に思った行員が通報した。女の代理人は銀行到着後に男性が死亡したと主張しているが、調べによると死亡したのはそれ以前だったという。
 窓口での一連のやりとりを捉えた動画がSNS上に拡散。「おじさん、聞いている?ここにサインが必要」「私ではサインができない」など、女の「演技」している様子が記録されている。 

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