イスラエル、対イラン報復で詰めの協議=英独が自制要請 2024年04月17日 20時48分

イスラエルのネタニヤフ首相=1月7日、テルアビブ(EPA時事)
イスラエルのネタニヤフ首相=1月7日、テルアビブ(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル政府は17日、同国を攻撃したイランへの報復措置について、詰めの協議を行ったもようだ。地元メディアは、イスラエル軍が既に対応を決定したと報道。ただ、中東の緊張激化を懸念し、自制を求める声が内外で高まっており、イスラエル政府は最終的な結論を出せていない。
 イスラエル紙エルサレム・ポスト(電子版)は16日、「軍がイランにどのように報復するか決定したが、時期は未定だ」と伝えた。「複雑な準備」が必要なため、決定内容は変更される可能性があるという。イランのライシ大統領は、どのような報復でも「厳しく、大規模に反応する」と表明しており、イスラエルが軍事行動に踏み切れば、中東情勢の緊張激化は避けられそうにない。
 イランによる攻撃で、イスラエルを支援した米国などは慎重な対応を求めている。英メディアによると、スナク首相は16日、イスラエルのネタニヤフ首相に電話し、「緊張激化は誰の利益にもならない」と伝達した。
 キャメロン英外相とドイツのベーアボック外相は17日、それぞれエルサレムでネタニヤフ氏と会談。ロイター通信によると、ベーアボック氏は「不測の事態に中東が陥ることは許されない」と自制に努めるよう要請。ネタニヤフ氏は会談後に出した声明で、両外相に「われわれは自ら決定を下し、国を守るために必要な全てのことを行う」と語ったと明らかにした。 

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キャメロン英外相=16日、ロンドン(EPA時事)
キャメロン英外相=16日、ロンドン(EPA時事)

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