シンガポール、20年ぶり首相交代へ=来月15日、ウォン副首相が後継 2024年04月15日 18時11分

シンガポールのリー・シェンロン首相(左)とローレンス・ウォン副首相兼財務相(AFP時事)
シンガポールのリー・シェンロン首相(左)とローレンス・ウォン副首相兼財務相(AFP時事)

 【シンガポール時事】シンガポールのリー・シェンロン首相(72)は15日、5月15日付で退任すると表明した。後任としてローレンス・ウォン副首相兼財務相(51)が同日付で首相職を引き継ぐ。リー氏は2004年に3代目の首相に就任しており、20年ぶりの指導者交代となる。
 リー首相は自身のフェイスブックへの投稿で「指導者の交代は、どの国にとっても重要な時だ」と述べ、国民に次期政権への全面的な支持を訴えた。ウォン氏も「深い使命感を持って全力で任に当たる」などと投稿した。
 ウォン氏は、22年6月に副首相に就任。次世代のリーダーとして、リー氏の後を継いで首相に就任することは既定路線となっていた。官僚出身で、首相の首席秘書官を務めるなど、早くから後継者の有力候補の一人と目されてきた。 

海外経済ニュース