日米こそ「真の脅威」=中国、共同声明に反発 2024年04月11日 19時16分

中国外務省の毛寧副報道局長=1月15日、北京(AFP時事)
中国外務省の毛寧副報道局長=1月15日、北京(AFP時事)

 【北京時事】中国外務省の毛寧副報道局長は11日の記者会見で、日米首脳会談と両首脳が発表した共同声明に「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。両首脳が台湾海峡や東・南シナ海での対中抑止で合意したことに反発。「(日米は)事実を歪曲(わいきょく)し、中国の領土主権を著しく侵害している。地域の平和と安定に対する真の脅威だ」と述べた。
 毛氏は台湾問題について「中国の内政であり、外部勢力の干渉は容認しない。台湾への侵略の歴史を持つ日本は、特に言行を慎むべきだ」と強調。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海に対する中国の領有権も改めて主張し、共同声明に抗議を申し入れたと明らかにした。 

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