少数民族、タイ国境拠点を制圧=国軍の劣勢鮮明に―ミャンマー 2024年04月11日 17時30分

ミャンマー東部カイン州の国軍拠点を制圧したカレン民族同盟(KNU)の兵士と、押収した大量の武器=11日、同州ミャワディ(KNUのフェイスブックより)
ミャンマー東部カイン州の国軍拠点を制圧したカレン民族同盟(KNU)の兵士と、押収した大量の武器=11日、同州ミャワディ(KNUのフェイスブックより)

 【バンコク時事】ミャンマーでクーデターを実行した国軍に抵抗する少数民族武装勢力、カレン民族同盟(KNU)は11日、東部カイン州のタイ国境近くにある都市ミャワディの国軍拠点を制圧したと発表した。国軍は北東部の中国との国境近くなどでも支配地域を失っており、地方で劣勢が鮮明となっている。
 ミャワディはタイとの貿易拠点。国軍は空爆で報復する可能性があり、タイ政府は大量の難民が流入するなど混乱が生じることを警戒している。 

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