アサンジ被告の移送判断延期=米側に人権守る「保証」要求―英裁判所 2024年03月26日 22時12分

内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告=2017年5月、ロンドン(AFP時事)
内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告=2017年5月、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】英高等法院は26日、同国で拘束中の内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告について、米国への身柄引き渡しに関する最終判断の前に、被告の人権を守る「十分な保証」を提示するよう米側に求める決定を下した。これによって移送を巡る最終判断は、次回審理が開かれる5月以降に延期された。
 アサンジ被告を巡っては、高等法院が2021年に米国への引き渡しを認め、英政府も翌年、これを追認して移送がいったん決まった。しかし、被告側が移送阻止を求めて異議を申し立てたため、今年2月に高等法院で、本格審理をやり直すかどうかの審理が行われていた。 

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