国安条例を初適用=受刑者の減刑認めず―香港 2024年03月26日 19時29分

 【香港時事】香港当局が、国家安全維持法(国安法)違反の罪で服役中の受刑者について、減刑を認めなかったことが26日、分かった。香港では国安法を補完しスパイ行為などを取り締まる「国家安全条例」が23日に施行されたのに伴い、受刑者の減刑も制限されており、同条例が初めて適用された事例とみられる。
 地元メディアによると、減刑が認められなかったのは馬俊文氏で、2020年に「香港独立」などを繰り返し主張したとして、国家分裂扇動罪で禁錮5年9月の実刑判決を受けた。25日に出所する予定だったが、引き続き服役するという。 

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