代表団派遣せず=米は「非常に失望」表明―イスラエル 2024年03月26日 00時52分

 【カイロ、ワシントン時事】イスラエル首相府は25日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、国連安保理で採択されたラマダン(断食月)期間中の即時停戦を求める決議で米国が拒否権を行使しなかったことに反発し、ネタニヤフ首相が米国に代表団を派遣しないことを決定したと発表した。
 デルメル戦略問題相とハネグビ国家安全保障顧問ら代表団が近く渡米し、ガザ最南部ラファへの侵攻などについて協議するとされていた。
 首相府は声明で「国際的な圧力により、人質を解放することなく停戦を得られると(イスラム組織)ハマスに希望を与える」と非難した。
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、イスラエルの代表団派遣見送りについて、「非常に失望した」と表明した。ただ、イスラエルのガラント国防相は既にワシントンを訪れているとして、米高官との協議が行われるとの見通しを示した。 

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