回復遅れ、英国王いら立ち=公務再開に強い意欲 2024年03月25日 14時55分

ロンドンのバッキンガム宮殿で、見舞いのメッセージを読むチャールズ英国王=2月21日撮影(AFP時事)
ロンドンのバッキンガム宮殿で、見舞いのメッセージを読むチャールズ英国王=2月21日撮影(AFP時事)

 チャールズ英国王(75)のおいピーター・フィリップス氏は、がんで治療中の国王が公務への完全復帰に強い意欲を示し、回復が「期待よりやや長引いていることに、いら立っているようだ」と明らかにした。24日に公開されたスカイニューズ・オーストラリア(電子版)のインタビューで語った。
 フィリップス氏は、「国王はとても現実的で、自分自身(の回復)に専念する時間が必要だと理解している」と説明した。スナク首相と面会するなどしているものの、治療に伴う制約が「大いに不満」で、医師の指示に反してさらに多くの公務を再開させるよう求めているという。
 国王は1月、前立腺肥大のため数日間入院。2月にがんと診断されたと王室が発表した。フィリップス氏はアン王女の長男で、エリザベス女王の最年長の孫に当たる。 

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