北朝鮮、祖国統一戦線を解体=対韓政策転換受け 2024年03月24日 10時40分

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、韓国向けの談話の発表などを行ってきた組織「祖国統一民主主義戦線」の解体を伝えた。23日に同戦線の中央委員会が平壌で会議を開き、解体を正式に決定。北朝鮮が韓国を「第一の敵対国」と位置付け、平和統一政策の転換を宣言する中、同戦線が「存在する必要がない」と判断した。
 金正恩朝鮮労働党総書記は、昨年末の会議で、対韓政策を担う組織の整理、改編を行う考えを示していた。党や社会団体で構成される同戦線は、1940年代に創立されて以降、南北関係に関する北朝鮮の立場を伝えてきた。 

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