UNRWAに資金拠出再開=「リスク管理改善」受け―フィンランド 2024年03月22日 20時11分

 【ロンドン時事】フィンランド政府は22日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開すると発表した。同機関の職員がイスラム組織ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲に関与した疑惑を受け、フィンランドや日本を含む10カ国以上が拠出停止を表明した。
 ロイター通信などによると、フィンランドのタビオ外国貿易・開発相は記者会見で「不正行為の監視や予防に関するリスク管理が改善され、支援を継続するのに十分な保証が得られた」と説明。拠出金の1割はリスク管理に充てられるという。
 パレスチナ自治区ガザにおける最大の支援機関であるUNRWAに対しては、今月に入りカナダやオーストラリア、スウェーデンなどが拠出再開を決めていた。 

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