先端半導体「米国に戻る」=バイデン氏、インテル巨額支援で 2024年03月21日 08時30分

米アリゾナ州にあるインテルの半導体関連施設で演説するバイデン大統領=20日(AFP時事)
米アリゾナ州にあるインテルの半導体関連施設で演説するバイデン大統領=20日(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は20日、西部アリゾナ州にある米インテルの半導体関連施設を訪問し、最大195億ドル(約3兆円)の財政支援を発表した。同社は国内で先端半導体の開発・生産を進める予定で、バイデン氏は「40年ぶりに先端半導体の生産が米国に戻ってくる」と意義を強調。「再び世界をリードする」と語った。
 インテルは巨額の財政支援を受け、アリゾナ、オハイオ両州などで先端半導体の製造体制を整える計画だ。バイデン氏は「米国で先端半導体が発明されたにもかかわらず、現在、米国での生産はゼロだ。産業全体がアジアに流出した」と指摘。新型コロナ禍での半導体不足にも触れ、国内生産拡大の重要性を訴えた。 

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