プーチン氏、欧州15カ国で敗北=ロシア大統領選の在外投票 2024年03月21日 07時36分

大統領選の在外投票のためチェコのロシア大使館に集まった人々=15日、プラハ(EPA時事)
大統領選の在外投票のためチェコのロシア大使館に集まった人々=15日、プラハ(EPA時事)

 ロシアの独立系メディアは20日、大統領選で通算5選を果たしたプーチン大統領が、欧州15カ国とアルゼンチン、パラグアイ、イスラエルの在外投票で敗北していたと伝えた。これらの国々では、4年前に誕生した政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長が「受け皿」として得票1位となった。
 獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の支持者らは、無効票を含む「反プーチン」の投票行動に加わるよう国内外に広く呼び掛けた。特に反ロ感情の強い東欧の在外投票所では長い行列ができた。
 タス通信によると、在外投票総数は38万票以上で、無効票は6.8%もあった。中央選管のデータによると、在外投票でのプーチン氏の得票率は72.3%。2位のダワンコフ氏は16.7%だった。 

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