バンクシー新作が登場=枯れた木題材の壁画―ロンドン 2024年03月19日 05時58分

18日、ロンドンに登場した路上芸術家バンクシーの壁画(AFP時事)
18日、ロンドンに登場した路上芸術家バンクシーの壁画(AFP時事)

 【ロンドン時事】正体不明の路上芸術家バンクシーの新作が、英ロンドンのイズリントンに登場した。枯れた本物の木を利用した壁画で、バンクシーが18日にインスタグラムで関連写真を公開。大勢の市民らが見学に訪れるなど注目を集めている。英メディアが報じた。
 作品は、刈り込まれた桜の木の近くにある建物の壁一面に緑色のペンキを塗ったもの。一見すると緑の葉が生い茂る印象だが、実際は枯れており、物悲しさを強調したと見られている。自治体によると、桜の木は樹齢40~50年で腐敗が進み、当局が保存に努めているという。
 週末に壁画が現れて以降、世界的に有名なバンクシーの新作を一目見ようと大勢の市民らが詰め掛け、辺りは一躍観光スポットに。住人の一人はBBC放送に「(作品の場に地元が選ばれ)誇りに思う」とコメントした。 

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