〔東京株式〕反落=利益確定売りに押される(25日前場) 2025年07月25日 11時45分

 (前引け)【プライム】前場の日経平均株価の終値は前日比256円10銭安の4万1570円24銭、東証株価指数(TOPIX)は18.78ポイント安の2958.77と、ともに反落。前日までの急上昇を受けた利益確定の売りが大型株中心に出た。ただ、押し目買いも入り、株価指数の下げ幅は限られた。
 41%の銘柄が値下がりし、54%が値上がりした。出来高は8億8433万株、売買代金は2兆2842億円。
 業種別株価指数(33業種)は化学、鉄鋼、輸送用機器、ゴム製品などが下落した。海運業、倉庫・運輸関連業などは上昇。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億3383万株。
 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは続落。

 (10時22分)日経平均株価はマイナス圏でもみ合っている。日米関税交渉の合意を受けた買いの勢いはいったん止まり、大型株中心に売りに押されている。ただ、「買いそびれた投資家から押し目買いが入っているとみられ、前日まで急上昇した割に、下げ幅は小さい」(中堅証券)という。業績予想を引き下げた信越化の売りが強まって売買代金3位になり、大幅減益決算を発表した三菱自も下落率が大きめになっている。日米関税交渉がひとまず合意に至ったことで、「市場の関心は徐々に個別の業績に移っている」(大手証券)との指摘もあった。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比65円76銭安の4万1760円58銭と小幅に下落して始まった。前日までの急上昇の反動で売りが先行している。

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