〔東京外為〕ドル、149円台後半=材料乏しく、もみ合い(1日午後3時) 2025年04月01日 15時04分

 1日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、手掛かり材料が乏しく、1ドル=149円台半ばから後半でもみ合い。午後3時現在は、149円82~83銭と前日(午後5時、149円14~14銭)比68銭のドル高・円安。
 午前は日経平均株価の伸び悩みが影響したほか、国内輸出企業の売りに押され、149円60銭台に軟化。その後は、時間外取引の米長期金利を眺めながら、149円60~90銭台でもみ合った。朝に発表された3月の日銀短観の大企業・製造業の業況判断DIは4期ぶりに悪化したが、ドル円への影響は限定的だった。
 午後は日経平均の上げ幅縮小を受けて売りが広がり、149円50銭前後に下落したが、日経平均が持ち直すと149円90銭近辺へ買い戻された。
 ドル円は、149円台半ばから後半のレンジ推移にとどまっている。市場関係者は「新年度に入ったばかりで、運用方針が決まっておらず、売買するトレーダーはほとんどいない」(国内証券)と話す。また、2日にトランプ米政権による相互関税の詳細発表を控えて見送りムードも強く、動意の乏しい展開が続いている。
 ユーロは正午に比べ対円、対ドルで下落。午後3時は、1ユーロ=161円91~92銭(前日午後5時、161円53~54銭)、対ドルでは1.0807~0807ドル(同1.0831~0832ドル)。

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