中国首相、石破氏訪中を歓迎=「都合良いときに」自公幹部へ伝達 2025年01月15日 15時13分
【北京時事】自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長らは15日、中国・北京の人民大会堂で李強首相と会談した。石破茂首相から習近平国家主席に宛てた親書を手交。石破氏が早期訪中に意欲を示していることを踏まえ、李氏は「都合の良いときに訪問していただきたい」と歓迎する意向を表明した。要人を含む日中間の人的交流や経済交流の重要性も確認した。
森山、西田両氏ら与党訪中団と李氏の会談は、1時間余り行われた。森山氏は交流推進に向け、邦人拘束や児童殺傷事件を念頭に「邦人の安全、安心の確保が不可欠だ」と指摘。日本産水産物の輸入規制にも触れ「早期に結果が出ることを期待する」と輸入再開を促した。強引な海洋進出への懸念を伝え、拉致問題を含む北朝鮮情勢についても意見交換した。