WeCapital、投資家保護強化へ危機対策室=元警察庁長官が室長に 2025年01月15日 10時32分

金高雅仁氏(2016年8月撮影)
金高雅仁氏(2016年8月撮影)

 投資・配当型クラウドファンディング大手のWeCapital(東京)は、投資家保護など危機管理やガバナンス(企業統治)体制を強化する。元警察庁長官の金高雅仁氏が、新設した危機対策室の室長(兼最高顧問)に就任した。同社はクラウドファンディング事業に携わっているほか、今後、暗号資産(仮想通貨)など新たな金融ビジネス進出を予定している。投資詐欺など金融犯罪が社会問題になる中、投資家がより安心して投資できる環境を整備する。
 WeCapitalは不動産開発のREVOLUTIONの子会社で、グループで投資・配当型や貸し付け型のクラウドファンディング事業などを手掛けている。危機対策室長に就任した金高氏は、警視庁で刑事部長、警察庁で刑事局長、官房長などを歴任した。同氏は「警察庁の経験を通じて培った知見と判断力をいかし、WeCapitalが信頼される金融企業としての地位を確立できるよう全力を尽くす」としている。 

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