〔東京外為〕ドル、１５８円前後＝材料乏しく、横ばい（１５日正午） 2025年01月15日 12時11分
１５日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、手掛かり材料が乏しく、１ドル＝１５８円前後で横ばいとなっている。正午現在、１５７円９３～９４銭と前日（午後５時、１５７円５１～５２銭）比４２銭のドル高・円安。
前日の海外市場では、米国時間の序盤は１２月の卸売物価指数（ＰＰＩ）が前年同月比３．３％上昇と市場予想（ロイター調査）の３．４％上昇を下回るとインフレ懸念が和らぎ、ドル円は１５７円４０銭前後へ下落した。中盤は、長期金利上昇でショートカバーが強まり、１５８円２０銭付近へ水準を切り上げた。終盤は、長期金利の上昇一服や日銀の早期利上げ観測を受けて、１５８円前後に軟化した。
１５日の東京早朝も同レベルで推移。午前は、前日終値を挟んでもみ合う日経平均を眺めて、１５７円８０銭～１５８円０５銭程度で一進一退だった。
東京市場は、新規の材料が見当たらない中、２０銭程度の値幅にとどまっている。市場では米消費者物価指数（ＣＰＩ）を見極めたい向きが多く、積極的な売買を手控えるムードが強い。午後も、日経平均株価や米長期金利の動向をにらみながら、調整主体の値動きにとどまる公算が大きい。
ユーロも朝方に比べ対円、対ドルで横ばい。正午現在、１ユーロ＝１６２円６２～６３銭（前日午後５時、１６１円５０～５２銭）、対ドルでは１．０２９７～０２９７ドル（同１．０２５２～０２５３ドル）。