〔東京株式〕一時プラス圏に=半導体株が下支え(8日後場中盤) 2025年01月08日 13時49分

 (13時40分)日経平均株価は狭いレンジ内でもみ合う展開となっている。値がさの半導体関連株が上昇し、プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、プライム市場では約7割の銘柄が値下がりしており、市場関係者は「一部の半導体関連株の値上がりが指数を下支えしている」(中堅証券)と語る。きょうは「(心理的節目である)4万円をにらんだ動きになるだろう」(同)との指摘もあった。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比89円58銭安の3万9993円72銭で始まるなど小幅安。値がさの半導体関連株が買われ、前場に比べて下げ幅を縮小している。

 (前引け)【プライム】値がさ株の一角に利益確定売りが出て、日経平均株価の午前の終値は前日比140円35銭安の3万9942円95銭と下落した。東証株価指数(TOPIX)も16.33ポイント安の2770.24と軟調だった。
 65%の銘柄が値下がりし、値上がりは31%。出来高は9億0912万株。売買代金は2兆2244億円。
 業種別株価指数(33業種)は保険業、電気機器、機械などが下落。上昇は海運業、非鉄金属、銀行業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は下落。出来高は1億7214万株。
 【グロース】グロースCore、グロース250はともに上昇。

 (10時25分)日経平均株価は下げ幅を拡大している。押し下げ役はファーストリテ〈9983〉で2%近く値下がりしているほか、ソフトバンクG〈9984〉も軟調だ。プライム市場では約8割の銘柄が下落しており、市場関係者は「きょうは全般的に売られている」(大手証券)と話す。一方、朝方下落して始まった半導体関連株の一角が切り返し指数を下支えしている。市場では「前日の上昇の反動で朝方は値を下げたが、半導体関連銘柄への期待は継続している」(同)との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比203円94銭安の3万9879円36銭で始まった。前日の米国市場でハイテク株を中心に幅広い銘柄が値下がりした流れを引き継ぎ、売りが先行している。

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