右肩上がりに推移 2024年07月17日 14時31分

いちよしアセットマネジメント社長・秋野充成氏
 米国でトランプ氏が大統領に返り咲くとの見方が強まっており、同氏の経済政策への期待から、米株が上昇するとみられる。大統領選がある11月にかけて、日経平均株価の予想レンジは4万1000~4万6000円で、右肩上がりに推移するだろう。
 米国ではエヌビディアを筆頭に半導体株に買いが集中していたが、最近は小型株も買われている。トランプ氏の当選観測が強まり、恩恵を受けられそうな銘柄が買われる「トランプ・トレード」が活発化。出遅れ感のあった銘柄に買いが向かい、日本株を含め上昇基調に乗るとみている。
 トランプ氏の大統領就任により米中関係悪化を見込む投資家が増え、今まで買っていた中国株を日本株に振り替える可能性もある。このことも日経平均を押し上げるだろう。ただ、トランプ大統領誕生が危うくなる出来事や、米国内の分断深刻化は、株価の重しになる恐れもある。

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