〔東京株式〕上昇=半導体株底堅く(28日前場) 2025年08月28日 11時50分

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比211円47銭高の4万2731円74銭、東証株価指数(TOPIX)は12.34ポイント高の3082.08と、ともに上昇。米エヌビディアの決算で人工知能(AI)データセンター向け需要の強さが示され、半導体関連株の一角などが朝安後に持ち直すなど底堅さを見せたことが、買い安心感につながった。
 56%の銘柄が値上がりし、38%が値下がりした。出来高は8億1967万株、売買代金は1兆8662億円。
 業種別株価指数(33業種)は鉱業、非鉄金属、証券・商品先物取引業、保険業などが上昇した。下落は小売業、繊維製品など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億8919万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreは下落。

 (10時09分)日経平均株価はプラスに転じている。エヌビディア株の時間外取引での下落を受けた半導体関連銘柄などの売りは短時間で落ち着き、買い戻しや押し目買いが入った。「エヌビディア株が時間外取引で下落した材料とされる同社の決算内容も、データセンター向け需要の強さが示されるなどそれほど悪くなく、日本の半導体株を大きく押し下げる要因にはならなかった」(国内証券)という。ただ、上値追いにつながるような材料もなく、日経平均の上げ幅は限られている。

 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比212円13銭安の4万2308円14銭と下落して始まった。半導体や人工知能(AI)関連銘柄の一角で売りが先行し、日経平均の重しになっている。

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