〔東京株式〕高値もみ合い=半導体株が高い(17日後場中盤) 2025年06月17日 14時03分
(13時55分)日経平均株価は半導体株が上昇をけん引し、3万8500円を挟み高値圏でもみ合う展開が続いている。市場関係者は「中東リスクはくすぶるが、情勢が一段と悪化する様子はないという印象」(民間シンクタンク)で、投資家心理が上向いていると話していた。
日銀は金融政策決定会合で市場予想通り政策金利を据え置き、来年4月以降の国債買い入れ計画について減額幅を縮小すると決めたが「事前報道通りで、ほとんど材料視されていない」(同)という。
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比210円87銭高の3万8522円20銭で始まった。前場に引き続き半導体関連株の上昇が日経平均を押し上げ、堅調に推移している。
(前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比189円75銭高の3万8501円08銭と続伸した。中東情勢の緊張緩和期待を背景とした米株高や為替の円安進行に支えられ、半導体関連銘柄を中心に値上がりした。ただ、米政権の関税措置を巡る日米交渉の進展が見られなかったことから、上げ幅は限られた。東証株価指数(TOPIX)は4.37ポイント高の2781.50。
49%の銘柄が値上がりし、46%が値下がりした。出来高は7億6919万株、売買代金は2兆0715億円。
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属や水産・農林業、ガラス・土石製品、機械などが上昇。半面、鉄鋼や海運業などは下落した。
【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高3億5836万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreはともに軟調。
(10時20分)日経平均株価は為替の円安が進行する中、寄り付きから上げ幅を拡大した。米半導体株高を引き継ぎ、アドバンテス〈6857〉や東エレク〈6857〉などの関連銘柄が日経平均を押し上げている。
ただ、市場関係者はカナダで行われた日米首脳会談について「日米交渉がめざましい成果を挙げられていないことがうかがえた」(大手証券)と指摘。交渉の進展停滞が投資家心理の重荷となっているとみられ、前日の米株に比べると「上げ幅は低調」(同)な展開となっている。
(寄り付き)日経平均株価は前日比55円35銭高の3万8366円68銭と小幅に上昇して始まった。前日の米国市場で株高となった流れを引き継ぎ、買いが先行している。