〔ロンドン外為〕円上昇、142円台後半(2日午前10時) 2025年06月02日 18時27分
【ロンドン時事】週明け2日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国の高関税政策に対する不透明感の高まりを背景に円買い・ドル売りが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=142円台後半に上昇した。午前10時現在は142円88~98銭と、前週末午後4時(144円23~33銭)比1円35銭の円高・ドル安。
ロンドン市場でも円は堅調に推移。米国の保護主義的な貿易政策を背景に米経済の景気後退懸念がくすぶる中、対ユーロなどでドルが売られた流れも波及した。時間外取引で米株・債券売りが出ていることで、米国の「トリプル安」が意識され、一時142円70銭台を付けた。
対ユーロは1ユーロ=163円18~28銭(前週末午後4時は163円74~84銭)と、56銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1415~1425ドル(同1.1347~1357ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3539~3549ドル(同1.3477~3487ドル)。