〔NY石油〕WTI小動き、71ドル台(2日午前) 2025年04月02日 23時53分
【ニューヨーク時事】2日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米政権による「相互関税」の発表を午後に控え、様子見ムードが広がる中を小動きとなっている。米国産標準油種WTIの中心限月5月物は午前10時35分現在、前日清算値(終値に相当)比0.03ドル高の1バレル=71.23ドル。
トランプ大統領は2日午後、ホワイトハウスで演説し、貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税の詳細を発表する。国・地域ごとに関税率を設定する案やほぼすべての輸入品に一律20%の関税を課すなど複数案が浮上しているという。関税賦課により、景気減速を招き、エネルギー需要鈍化につながるとの警戒感が根強く、手控えムードが広がっている。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫統計によると、3月28日までの1週間の米原油在庫は前週比620万バレル増と、市場予想(210万バレル減=ロイター通信調査)に反して、大幅な積み増しとなった。これを受けて、市場はいったん原油売りで反応したが、影響は限定的。ガソリン在庫は160万バレル減(市場予想170万バレル減)、ディスティレート(留出油)在庫は30万バレル増(市場予想100万バレル減)だった。