米景気「若干拡大」=景況判断を上方修正―FRB報告 2024年03月07日 07時01分

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は6日発表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)で、経済活動は年初以来、「若干拡大した」との見方を示した。1月に公表した前回報告の「ほぼ横ばい」から景況判断を上方修正した。
 商業用不動産事業に関しては、「特にオフィス分野で弱い」と指摘した。ただ、データセンターや製造業向け、大規模インフラ事業では、堅調な需要が報告されたという。
 将来の成長見通しは「全般的に前向き」とし、調査対象の企業が今後半年から1年で、より強い需要と資金調達環境の改善を見込んでいると明かした。 

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