米経済「軟着陸」実現へ=年内の利下げ開始適切に―FRB議長 2024年03月07日 05時13分

米連邦議会下院の金融サービス委員会で証言する連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=6日、ワシントン(EPA時事)
米連邦議会下院の金融サービス委員会で証言する連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=6日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は6日、連邦議会下院の金融サービス委員会で、米経済は物価安定と成長維持を両立する「ソフトランディング(軟着陸)」を実現し得ると明言した。また、インフレ率の「著しい」低下を踏まえ、「今年のある時点で」利下げ開始が適切になるとの見方を示した。
 パウエル氏は「堅調なペースでの成長が続く」と予想。また、米経済が「リセッション(景気後退)に陥る可能性は現時点では高くない」と分析した。
 一方で利下げ時期に関しては、「経済の動向次第だ」と強調。インフレ率がFRB目標の2%へ低下することに「ある程度自信がある」が、利下げを開始するには「もう少し指標を見極めたい」と語った。 

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