〔NY外為〕円、146円台後半(22日朝) 2025年07月22日 22時35分
【ニューヨーク時事】22日午前のニューヨーク外国為替市場では、日米貿易交渉の行方が注視される中、米長期金利の低下を眺めて円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=146円台後半に上伸している。午前9時現在は146円70~80銭と、前日午後5時(147円30~40銭)比60銭の円高・ドル安。
ニューヨーク市場は、147円20銭近辺で取引を開始した。未明には米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが先行し、円は一時147円80銭近辺まで下落。あと金利の上昇が一服すると、円を買ってドルを売る動きに転じた。
日米貿易交渉を巡っては、新たな「相互関税」が適用される8月1日の期限を前に協議が難航しており、引き続き警戒されている。赤沢亮正経済再生担当相は21日夕、ラトニック米商務長官と会談。トランプ政権側は「期限よりも質の高い合意」を目指す立場を崩していないとみられ、交渉が長期化する可能性も出ている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1690~1700ドル(前日午後5時は1.1693~1703ドル)、対円では同171円60~70銭(同172円28~38銭)と、68銭の円高・ユーロ安。