米主導IPEF、閣僚会合開幕=対中国念頭に「21世紀ルール」 2022年09月09日

 【ロサンゼルス時事】米国が主導する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚級会合が8日午前(日本時間9日未明)、開幕した。日米やインドを含む全14カ国の閣僚級が初めて一堂に会し、9日までの日程で正式交渉開始の宣言を目指す。経済安全保障を重視し、中国への過度の依存から脱却するため、民主主義の価値観に基づく「21世紀型ルール」を模索する。
 IPEFはバイデン米大統領が5月の訪日時に発足を表明した。閣僚級会合は米通商代表部(USTR)のタイ代表とレモンド米商務長官が主催し、日本からは西村康稔経済産業相と山田賢司外務副大臣が出席。「サプライチェーン(供給網)」「クリーン経済」「貿易」「公平な経済」の4分野での議論が予定されている。 

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