米雇用、31万5000人増=失業率は3.7%に上昇―8月 2022年09月02日

 【ワシントン時事】米労働省が2日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月から31万5000人増加した。伸びは前月(52万6000人増、改定)から鈍化したものの、市場予想は上回った。失業率は0.2ポイント上昇し、3.7%だった。
 労働市場の全般的な堅調さが続いていることを改めて示した。中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は、人手不足で賃金が上昇し、記録的なインフレをさらに押し上げるリスクを警戒。このため20、21両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続で通常の3倍となる0.75%の利上げを決めるとの観測が強まりそうだ。 

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