社会保障給付費、132兆円=20年度、コロナ影響で最高更新―厚労省 2022年08月30日

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は30日、2020年度に年金、医療、介護などに充てられた社会保障給付費が前年度比6.7%増の132兆2211億円だったと発表した。伸び率は1995年度以来の高い水準。高齢化の進展に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う補助金や給付金も膨らみ、過去最高を更新した。
 社会保障給付費は社会保険料や税金から年金や医療などに充てられた費用の総額で、病院の窓口で支払う自己負担は含まない。統計を取り始めた50年度以来一貫して伸び続けている。 

特集、解説記事