景気動向で新指数、サービス消費反映=6月は102.5、変動緩やかに―内閣府 2022年08月22日

 内閣府は22日、現行の景気動向指数の一致指数にサービス産業の統計を加えるなどした新しい一致指数(2015年=100)を参考として公表した。6月は前月比1.6ポイント改善の102.5だった。同月の現行指数は4.1ポイント改善の99.0で、新指数は変動幅が緩やかになる傾向がある。サービス消費の動向を反映させることで、より正確に経済状況を捉える狙いがある。
 景気動向指数は景気のピークである「山」や「谷」の判断に用いられ、そのうち一致指数は景気の現状を表す。現行指数は10種類の経済指標で構成されるが、製造業の動向に影響されやすいとの指摘があり、内閣府はサービス消費の比率を高めた新たな指数の検討を進めていた。 

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