景気「緩やかに持ち直し」=判断上げ、円安・物価に警戒感―7月経済報告 2022年07月26日
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政府は26日、7月の月例経済報告を公表し、景気の全体判断を「緩やかに持ち直している」に引き上げた。上方修正は3カ月ぶり。3月以降、新型コロナウイルス感染者数がいったん減少し、消費や雇用が改善していることを踏まえた。6月判断は「持ち直しの動きが見られる」だった。一方で先行きについては、急速に進む円安や物価高に警戒感を示した。
記者会見した山際大志郎経済財政担当相は「雇用の上向きの動きが明確となる中、消費の改善が続き、内容にも広がりが見られる」と述べた。
国内は足元でコロナ流行の「第7波」に直面しているが、政府は感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指す方針。7月報告はこれを加味し、景気の先行きについて「持ち直していくことが期待される」と強調した。
ただ、先行きのリスク要因として「世界的に金融引き締めが進む中での金融資本市場の変動」を明記。原材料価格の上昇とともに、内外の金利差拡大を背景に進む円安についても注意する必要があるとした。
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![月例経済報告に関する関係閣僚会議に臨む岸田文雄首相(左から2人目)=26日午後、首相官邸](https://equity.jiji.com/storage/news/2022072600656g/20220726at34S_p.jpg)