仏、パレスチナ承認呼び掛け=「2国家」目指し国際会合―国連本部 2025年07月29日 07時52分

【ニューヨーク時事】イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を目指す国際会合が28日、ニューヨークの国連本部で始まった。サウジアラビアと共に会合を主催するフランスは、パレスチナを国家として承認するよう呼び掛けた。
バロ仏外相は演説でイスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃を「既に長い間、軍事的にも政治的にも正当化できなくなっている」と批判。パレスチナを国家として承認することが「イスラム組織ハマス排除にもつながる」と述べた。マクロン仏大統領は会合に先立ち、フランスが先進7カ国(G7)として初めて、国家承認することを決めたと発表していた。
グテレス事務総長は「2カ国共存が国際法に基づく平和と安全への唯一の枠組み」と指摘。この会合を「決定的な転換点にしなければならない」と強調した。