台湾総統の米経由許可せず=トランプ政権、中国に配慮か―報道 2025年07月29日 07時14分

台湾の頼清徳総統=5月16日、南部・高雄市(EPA時事)
台湾の頼清徳総統=5月16日、南部・高雄市(EPA時事)

 【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は28日、台湾の頼清徳総統が中南米訪問の際にニューヨークを経由することをトランプ米政権が許可しなかったと報じた。トランプ大統領は年内の訪中に意欲を示しており、中国に配慮した可能性がある。
 頼氏は8月に外交関係を持つ南米パラグアイと中米グアテマラ、ベリーズの歴訪を準備。台湾総統の中南米訪問時には、米国に立ち寄るのが慣例となっていた。
 報道によると、頼氏は往路でニューヨーク、復路で南部テキサス州ダラスを経由する予定だったが、トランプ政権がニューヨーク入りを認めなかった。許可されなかったのがニューヨークのみか、米本土全体かは明らかでない。頼氏はこれを受け、中南米訪問を見送る方向だという。 

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