北朝鮮が対話拒否表明=韓国は「信頼回復」訴え 2025年07月28日 19時29分

韓国の李在明大統領=24日、ソウル(EPA時事)
韓国の李在明大統領=24日、ソウル(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は28日、朝鮮中央通信を通じた談話で、韓国の李在明政権の政策について「関心はなく、韓国と向き合うことも、議論する問題もない」と述べ、対話を拒否する立場を鮮明にした。これに対し、李大統領は「平和的な雰囲気の中で南北の信頼を回復することが重要だ」と表明した。李政権は、保守系の尹錫悦前政権で途絶えた対話の再開を目指す構えだ。
 与正氏は、金正恩総書記の妹。尹前政権は北朝鮮に強硬な姿勢を取ったが、6月に発足した革新系の李政権は融和路線に転換した。北朝鮮が李政権に対して公式の立場を示すのは初めて。 

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