イスラエルに「決断」迫る=米大統領、ガザ情勢巡り 2025年07月28日 05時51分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は27日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの掃討作戦を続けるイスラエルに対し、「(次の対応を)決断しなくてはならない」と述べた。イスラエルとハマスの停戦交渉が暗礁に乗り上げる中、ガザで拘束されている人質の奪還の必要性を訴えた。
訪問先の英北部スコットランドで欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長との会談の席上、記者団の質問に答えた。ただ、イスラエルが取るべき具体的な行動には言及せず、停戦に向けた対応を求めたのか、軍事作戦の強化を促したのか不明。
トランプ氏は同時に、ハマスが支援物資を「盗み、販売している」と根拠を示さずに非難した。米国がガザで人道支援を行っているのに「誰もそのことに触れない。気分が悪くなる」と不満をぶちまけ、欧州諸国の支援が不十分だと批判した。