「人道支援の必要性認識を」=タリバン招聘の日本財団 2025年02月17日 16時51分

【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のナザリ副経済相ら高官複数人が16日、来日した。招聘(しょうへい)した公益財団法人「日本財団」の広報担当者は17日、取材に対し「(女性や子供など)弱者に対する国際社会からの人道支援を幅広く受け入れる必要性を認識してもらう」ためと目的を説明した。
暫定政権の高官が日本を訪れるのは2021年8月の実権掌握後初。同財団は、アフガンで女性らが「厳しい環境下で生活を強いられている」ことを踏まえ、「将来の国家建設を見据えた広い視野」の醸成を促すことも目的と説明。訪問者の詳細や滞在中の予定はセキュリティー上公表を控えるとした。
アフガンの外交筋などによると、一行は日本政府関係者とも意見交換を行う予定。滞在は1週間程度の見通し。