正恩氏、生活向上アピール躍起=住宅建設計画「完了段階」―北朝鮮 2025年02月17日 16時06分

【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金正恩朝鮮労働党総書記が16日、平壌の和盛地区で1万戸の集合住宅の着工式に出席したと報じた。正恩氏は今月、平壌郊外の病院や地方の温室農場、養殖場の着工式にも相次いで参加。来年初めまでに予想される第9回党大会を視野に、住民生活向上に向けた取り組みをアピールしようと躍起になっている。
北朝鮮は第8回党大会が開かれた2021年から5年間、平壌に毎年1万戸の住宅を新築する計画を進めている。正恩氏は「今年の1万戸建設で、平壌での5万戸建設がついに完了段階に入る」と演説。「国が厳しい状況に直面する中でも経済部門では特出した成果が出ている」と主張した。