「政府効率化省」で路線対立=マスク氏が勝利―米新政権 2025年01月24日 15時19分

イーロン・マスク氏(写真左)とビベク・ラマスワミ氏(いずれもAFP時事)
イーロン・マスク氏(写真左)とビベク・ラマスワミ氏(いずれもAFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米政権で、実業家イーロン・マスク氏が率いる新組織「政府効率化省(DOGE)」における路線対立から、マスク氏と共同トップを務める予定だった実業家ビベク・ラマスワミ氏が就任しなかったことが、明らかになった。米メディアが23日までに報じた。
 効率化省は当初、行政改革に関して助言を行う政府外の組織とされていた。しかし20日の大統領令では、政府の既存機関が「米国DOGEサービス」に改称され、ホワイトハウス内に設置されることになった。
 ラマスワミ氏はDOGEの役割について、規制緩和や政府の規模縮小に重点を置いたのに対し、マスク氏は人工知能(AI)の活用による職員の削減など歳出カットを志向。政府機関となることについても、マスク氏は賛成したが、ラマスワミ氏は反対だった。 

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