対シリア要衝の山頂視察=旧反体制派抑止、占領長期化も―イスラエル首相 2024年12月18日 15時26分

17日、シリアとレバノンの間にあるヘルモン山を視察するイスラエルのネタニヤフ首相(前列左)(イスラエル当局提供)(AFP時事)
17日、シリアとレバノンの間にあるヘルモン山を視察するイスラエルのネタニヤフ首相(前列左)(イスラエル当局提供)(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は17日、シリアとレバノンの間の戦略的要衝で、イスラエル軍が最近掌握したヘルモン山の山頂を視察した。ネタニヤフ氏は当初、掌握が一時的かつ防衛的な措置としていたが、同日のビデオ声明で「イスラエルの安全を確固たるものとする新たな解決策が出てくるまで」駐留を継続すると宣言。占領が長期化する可能性が出ている。
 シリア南部を見下ろす位置にあるヘルモン山頂は、同国の動向を把握する上で重要な拠点。イスラエルはアサド政権崩壊後、シリアとの緩衝地帯に部隊を進軍させ、同山頂も掌握した。 

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