デンマーク国王、慰霊碑に献花=原爆資料館も視察―広島 2025年04月25日 15時55分

来日中のデンマークのフレデリック国王は25日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花した。皇太子だった1987年に同公園を訪問しており、今回が2回目。参拝後、松井一実市長から公園の説明を受けた。
その後、国王は平和記念資料館(原爆資料館)を視察。芳名録には「広島と長崎が経験した悲劇が繰り返されることがないよう人類の英知が働くことを願い、望み、信じる」とつづった。原爆ドームなども訪れた。
松井氏は同日の定例記者会見で、「国王に、ぜひ(被爆者の)思いを各国の為政者に広く伝えてくださいと言った」と述べた。