イスラエル外相、ガザ交渉妥結に「真剣」=カタールが仲介再開か 2024年12月06日 14時16分

5日、イスラエル軍の空爆を受けて損壊したパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス西方マワシ地区の避難民キャンプで、被害状況を調べる住民(EPA時事)
5日、イスラエル軍の空爆を受けて損壊したパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス西方マワシ地区の避難民キャンプで、被害状況を調べる住民(EPA時事)

 【イスタンブール時事】イスラエルのサール外相は5日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの停戦と人質解放に向けた交渉について「今がチャンスかもしれない」と述べ、進展に期待を示した。「イスラエルは人質を巡る交渉妥結を真剣に考えており、可能な限り早期の実現を望んでいる」とも語った。AFP通信が報じた。
 また、イスラエルメディアによると、同国のヘルツォグ大統領は5日、ガザの停戦と人質解放を巡り、現在集中的な協議が行われていると指摘した。
 停戦交渉は11月にカタールが仲介役を中断すると表明し、暗礁に乗り上げた。だが、トランプ次期米政権は既に中東へ特使を派遣するなど仲介に積極的と伝えられる。AFPによれば、関係筋は5日、カタールが「仲介を再開した」と説明。米国務省のパテル副報道官は同日、「カタールは紛争終結を目指す上で、かけがえのないパートナーであり続ける」と強調した。 

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イスラエルのサール外相=11月28日、チェコ・プラハ(EPA時事)
イスラエルのサール外相=11月28日、チェコ・プラハ(EPA時事)

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