米ネトフリ、非英語作品を充実=独自の時代劇、25年配信 2024年11月19日 23時28分

米動画配信大手ネットフリックスのロゴマーク(EPA時事)
米動画配信大手ネットフリックスのロゴマーク(EPA時事)

 【ロサンゼルス時事】米動画配信大手ネットフリックスは19日、2025年の日本語など非英語配信作品ラインアップを発表した。同名小説を原作に同社が独自製作した時代劇ドラマ「イクサガミ」(岡田准一さん主演)など4作品を投入。草※剛さん(※は弓ヘンに剪)を起用してリメークした1975年の映画「新幹線大爆破」も配信する。非英語の独自作品を充実させ、有料会員基盤を広げる。
 過去の2シーズンが世界でも人気だった漫画原作の実写ドラマ「今際の国のアリス」のシーズン3も配信する。漫画原作では、連続アニメ「SAKAMOTO DAYS」も始まる。
 ネトフリは18日、米カリフォルニア州で非英語圏の新作ラインアップを紹介する同社初のイベントを開いた。9月末の有料会員数は、前年同月末比14.4%増の2億8272万人。北米地域の会員数の伸びが鈍化する中、日本を含むアジア太平洋地域が成長を支えており、弾みを付ける狙い。
 バジャリア最高コンテンツ責任者は「製作国で共感を呼ぶ作品を作るのがゴールだ」と述べた。各地で人気を博した作品が世界中に波及する傾向にある。米国では昨年の視聴時間の13%が韓国語、スペイン語、日本語などの作品で、2015年比で3倍になった。 

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