米国と軍事情報協定締結=中国にらみ連携強化―比 2024年11月18日 19時04分

18日、マニラ首都圏ケソン市で、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の署名式に臨むオースティン米国防長官(左)とフィリピンのテオドロ国防相(在フィリピン米大使館提供・時事)
18日、マニラ首都圏ケソン市で、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の署名式に臨むオースティン米国防長官(左)とフィリピンのテオドロ国防相(在フィリピン米大使館提供・時事)

 【マニラ時事】フィリピン政府は18日、米国と機密情報を共有する軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した。オースティン米国防長官が同日マニラ首都圏入りし、テオドロ国防相と署名式に臨んだ。南シナ海や台湾周辺で覇権主義的な動きを強める中国に対応するため、連携を深める狙いがあるとみられる。
 オースティン氏は「われわれは協力して地域への挑戦的な動きに対応していくことができる」と言及。その上で「フィリピンに積極的に関与していく」と述べた。
 テオドロ氏も「今後何世代にもわたって有益な協定となる」と話し、米比関係がレベルアップしたと強調した。
 GSOMIAは政府間で軍事機密を交換するための協定で、漏えい防止に関する仕組みも規定。期限はないが、必要に応じて修正、停止することができる。 

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